戦争について

平和の理想論

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『平和の理想論』

1945年(昭和20年)8月15日、終戦。

戦争は絶対反対。
かつて国や家族や子孫である我々の為に戦った人々には心からの感謝と尊敬。

今まさに戦争についての議論が盛んになっている。
日本国憲法第九条改正についての関心が高まっている。

この機会だから、現実的か非現実的か関係なく理想論。

「法の拘束無しに、意志の力と実践的な能力を持って、絶対に戦争をしない国。」

「決まりだから戦争しない!」
では無く
「戦う必要が一切ない。」

今すぐ非武装に出来れば一番。
でも現状は、「森の中で狼に睨まれるウサギ」
アメリカに護られていなければ、両手を縛られた状態ではいくら平和を叫んでも狩られるのは時間の問題。

ネアンデルタール人、ヨーロッパの先住民、北中南米先住民、奴隷商、植民地主義、近代ではチベット問題などなど。

こんな事は現実に起こる。

今から段階的に人類の心を進化させれば必ず戦争のない社会が作れると確信してる。

その為には感情的になりすぎてはいけない。
感情を煽って自分の考えに同意させようとしては、どこかの偏ったマスメディアと同じ物が増えるだけ。

憲法改正=戦争 ではない。
平和憲法=平和 ではない。

戦争をしたい人にとっては日本国憲法第九条は邪魔だ。
しかし同時に、長期的な良い国際関係や現実的に段階的に平和を作って行く為に今の状況で両腕を縛って平和を叫んでも声が届かない。

戦争をしたいから恐怖を煽って憲法改正をしたい人もいる。
しかし、日本を弱らせて食い物にする為に感情的に「憲法改正=軍国主義」のようなキャンペーンをしている人もいる。
そのどちらも国民に見抜かれて、目的を阻まれるべきだ。

あらゆる考え方の人がいる。
戦争反対で憲法改正反対。
戦争反対で憲法改正賛成。
戦争賛成で憲法改正賛成。

その理由も何層にも深まる。
表面的な話だけで決めるべき事じゃない。

はっきり言って一年、二年で武装解除は出来ない。
今、冷静にバランスを取りながら、少しずつ進み、平和の為の教育を各国で充実させて、一代、二代、三代先の子供達が、「戦う必要が一切ない」から戦争をしない社会へ。

その為に今の我々が、先を良く見据えて、歴史を深く洞察して、世界を広く見渡していなければならない。

自分の理想論は
「中国、朝鮮半島、アメリカ、アジアから世界中の現状を良く見ながら日本の一国家としての外交力の為に防衛は自国でしっかりする。縛られた両手を解いた状態で胸を張って戦わない。外交によって戦いも侵略も起こさせない。
もし憲法改正になれば、政府が戦争を避けられない状態に国を煽動しないように国民の大多数が監視して、絶対に戦争は起こさない。アメリカの庇護から離れて 独立国家として自衛しながら、国民一人一人の努力によって国力を強く保つ事によって国の発言力を増して、その発言力を持って世界の平和や世界的な非武装を 具体的に段階的に進めて行く。」

戦争は絶対反対。
しかし冷静で具体的に平和を作る為にアメリカの元から卒業して、対等な友好関係を築き、今は日本として世界平和の為に動く。
現状では十分な自己防衛力をもちながら、国民の力でそれを戦争したい者に絶対に利用させない。
最終的に世界的な非武装を目指す。

これからも現状や知識の変化によって考え方は変わったりしていくだろうと思う。
2013年の終戦日、今の自分の平和への考えをここに残しておく。

平成二十五年八月十五日

写真:靖国神社に咲いていた花

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