戦争について

戦争をすべきではない。
そこから得られる物は無い。
これは綺麗事ではなく現実だ。
なぜなら今は人類全体の利益が個人の利益に直結する時代だから。
なぜなら今は人類全体の損失が個人の損失に直結する時代だからだ。
もう他人から奪って自分だけが得したように思い込める時代は終わった。

かつて人類にとって地球はもっと広かった。
反対側は未知の世界で、一生のうちにいける場所も出会える人も限られていた。
しかし今は地球が急激に狭くなっている。飛行機でどこにでも1日、2日で行ける。インターネットでどこの人ともコミュニケーションを取る事が出来る。情報量も莫大だ。
かつてと比べれば、今は全人類が一つの家の中に住んでいるようなものだ。
その一つの家の住人の誰かが生産する事そっちのけで同居人から奪う為に毎日武器を作っていればその分食料を作る人手が減る。誰かが誰かを攻撃すれば全住人が見ている。彼らは何を思い何をするだろうか。
自分を守る為に全員が武器を作り始めれば、十分に食料を作れずにすぐ全員餓死するだろう。火を使った武器で戦いを始めれば火事になって全員共に焼け死ぬ事になる。今人類は半ばこの道を行っている。
一致団結して武器を作っている者を皆でとらえて殺してしまうか。そうすればその後、残された物はお互いにお互いを恐れながら生きる事になるだろう。そして恐れからまた誰かが武器を作り出す。楽しいだろうか。これを人類は歴史上度々行っている。
では自分を守る準備をしなければどうなるか。全員殺されるかもしれない。今の所、一つの国が世界征服を成し遂げた例はない。しかし仮にそれが起きて、生き残った一人は幸せだろうか。そうとは思えない。子孫を残してもすぐに国が分裂して恐れの中で同じ事を繰り返す。どこで狂ってしまったのか。

幸せな家庭を想像してみてほしい。それは夢物語などではなく、この世に存在する物だ。なぜ殺し合ったり奪い合ったりしないのか。なぜお互いを慈しみ、心配し、楽しい時間を共有出来るのか。信頼と愛情で結ばれているからだ。戦うという発想すらないのではないだろうか。

これを国家間に当てはめるのは途方も無く難しい。もちろん一つの家のように単純ではない。長い歴史や恨みが重くのしかかる。
その上、国家という大きな人格の頭脳は数年でコロコロ入れ替わる。十分な経験を持った頭脳を持つ国は現在無い。一つの家でお互いが頻繁に代わる代わる記憶喪失になって人格が変わる子供同志が暮らしているようなものだ。

全人類が愛情に溢れた一つの家族のようになるのは途方も無く難しい。
しかし、それをしなければ全員共倒れになるという事も間違いの無い事実だ。
その理由は世界がどんどん狭くなっているから。
しかし、だからこそ望みもある。
世界が狭くなった事で今まで知り得なかったお互いの事が解るようになって来た。
知らない事は恐れになる、恐れは怒りや憎悪になる、それが攻撃や戦いになる。
一部の人がお金や権力の為に戦争を起こしたければ民衆の「知らない」事を利用してそこに恐れを掻き立てれば良い。
世界が狭くなり、個人単位で本当の意味でお互いを知る事が出来ればそれこそが平和への武器になる。元々絶対的な正義も悪も無い。現在武器を手に戦場に居る人はそれぞれお互いに自分や家族、国や歴史、名誉の為に戦っている。正義同士が殺し合っているだけだ。「知る」事がそれを解きほぐす武器になる。

これは綺麗事ではなく現実だ。我々は世界平和を作らなければならない。
人類は一つの家族のように信頼と愛情の中で暮らせるように変化するか、戦いの中皆が住む家に火を放ち共に倒れるか二つに一つしか無い。
そして皆が望んで具体的な努力を続ければ、仲のいい家族になるのは不可能ではない。
楽な道ではないが、破滅ではなく、幸福を目指そうではないか。
そのために今この瞬間に大きな一歩を踏み出す事が出来る。一秒もかからない。
それは今すぐに「世界平和を作る」と言う事を決意してそれを信念にすることだ。
「どうやって」はこの決意の為に必要不可欠な事ではない。
どうか今すぐに決意してほしい。
そしてこの「決意」こそが、「どうやって」を真剣に話す為に絶対に必要不可欠な物なのだ。
自分自身のため、家族のため、子供たちのため、全ての人々の為に。
どうかよろしくお願いします。

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平和を作るには段階を踏む事が必要不可欠です。単純ではありません。歴史上、地球規模で達成出来た例はありません。今すぐ自分が武器を捨てれば良いという訳ではありません。それは現状では結果的に平和への勇気ではなく平和への無責任になってしまいます。狼だらけの森にウサギが一羽迷い込んだらどうなるかは火を見るより明らかです。
次回、「知る」「決意する」という段階の続きとして具体的に我々が一人の人間として、日本人として段階的に何が出来るかという事、自分の考えを書かせて頂きます。読んで頂ければ幸いです。

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