伊藤研人

 

マサイ族と交換した剣を腰に、

一緒に過酷な労働をしたオーストラリア人の兄弟に貰ったバックに道具を詰めて、

世界を一緒にまわった地下足袋を履いて、

インディアンのお守りと共に、

日本の山へ入って行く。

自分の故郷で、世界中の家族と共に在れるようでとても嬉しい。

 

日本の懐に入って、改めて感じる。

世界のどこと比べても、

ここは豊かすぎるくらいに豊かな土地。

 

水はどこにでもあり

緑は豊かで

四季折々の恵みがある

海の幸、川の幸、山の幸

醗酵させるのに適した環境は多様な食文化を育み

温泉は人々を癒し

鳥や虫たちが歌う

災害は多いけれど、

それを乗り越えて、

ここに生きる民は学び続けて洗練する強さと

耐え忍ぶ強さ

そして悲しみや絶望から立ち上がる強さを育んだ。

 

世界中を歩いて移動して来たご先祖様たちが、

初めてこの地にたどり着いた時、

どれほど嬉しかっただろうかと想像する。

かつて、自分はこの土地に生まれて幸運だったと思っていた。

しかし、自分がここに生まれたのは運ではなく、

ご先祖様がこの土地を選んだからなのだ。

 

その途中、別れて来た家族が、

世界中に散らばっている。

自分の旅は、

かつて別れてそれぞれの土地での生き方を学んだ家族との再会の旅だった。

 

入道雲が空に大きく背を伸ばし

ヒグラシが山の歌を歌う

地面では芋虫が懸命に這い

水が絶え間なく沢から流れる音がする

空気の味は爽やかに澄んでいる

平和の香りがする

いや、危険の香りがほとんどしない希有な土地

 

それがこの土地だ。

この国から出なければ分からないかもしれないけれど、

このような土地は多くはない。

自分は文化を見る時に、

やはり最初に自然を見る。

文化の本質は自然に在る。

自然から糧を与えられ、

住処を与えられ、

時に大いなる試練を与えられながら、

人がその土地でどのように生きて来たか。

何を学びながら、何を愛して生きて来たか。

それが形になったものが文化だと思う。

 

世界中の家族の様々な文化。

それを学び合える時代の何と嬉しい事か。

「おお!お前たちはこのような土地で、こんな苦労をして、こんな事を学んで、こんな知恵を編み出した!」

「この土地に、このような美を見出して、このような文化を築き上げて来たか!」

このような再会の時。

遥か昔から流れに想いを馳せると、涙が出るほど嬉しくなる。

世界中の家族と再会し、

先人たちが日本にたどり着くまでに歩んだ土地を見てきて、

改めて、日本の自然に入り込む。

原始的なやり方から、洗練を学ぶ。

そこから日本の文化を見つめる。

改めて感じる日本。

懐かしい。

緑が、蝉の声が、焚き火の香りが、障子に透ける囲炉裏の明かりが。

理屈じゃない。

魂が震える。

 

この日本も、変化の波が押し寄せて、

大きな問題を抱えている。

ここから先の時代は小手先では動かせない。

重要なのは、

平和の為に明確で確固たるビジョンを打ち出せるかどうか。

そしてそれは、個人からではなく、心ある民衆の総意として打ち出されなければならない。

どこまで覚悟できるか。

どこまで努力できるか。

どこまで楽しめるか。

 

日本の皆さんに伝えたい。

世界中で多くの混乱が起こっている今、

日本人だからこそ出来る事がたくさんある。

この土地で学んで来たからこそ、差し伸べられる手が確かにある。

その為に共に立ち上がってほしい。

国内の目先の問題に真摯に向き合いながらも、

翻弄されずに、簡単に日本人同士で敵視せずに。

全ての決断を、皆と共に、

「日本と世界の平和の為に何が必要か」

という目的の為に本気で学び考えて決め、

力を合わせて進む日本が見たい。

 

自分の能力はたかがしれてる。

ただ、覚悟はある。

しかるべき仲間が必ず集まると信じている。

皆で力を合わせて、

世界の子どもたちに笑顔で生きられる時代を渡せると信じている。

 

ありがとうございます。

 

 

 

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