日記

日本到着

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日本到着!
やはりこの国は美しい。
空から日本の土地を眺めていると、魂が震えるような喜びが湧いてくる。

海は威厳を保ち
新緑の森はのびのびと
水が入った田んぼに空が映る
しかし、それも汚染と破壊が進んでいると思うと胸が痛い。

キャビンアテンダントの方々の対応の素晴らしさは圧倒的。
空港では待っている授業員も直立不動。
仕事をしている人々は効率よく動く事が当たり前になっている。

かつて、海外の人が言っていた日本の印象「恐ろしい」
今、その感覚をそのまま叩き付けられた。
エジプト、中東、中央アジアと回ってきて久々の日本。
どうしたらこんな国が出来るのだろうと素直に思う。
国際線の到着と同時に海外の方が興奮して飛行場内の写真を撮る気持ちが痛いほどわかる。

と当時に、日本で生まれ育った自分は、この日本の中で生きる苦悩や課題も痛いほどに解る。

日本の問題を痛感する視点と、
日本の持つ圧倒的な美徳に恐ろしいほどに驚嘆する視点

今、この2つの極端な視点を明確にもって改めて強く思う。
もしも、日本がこの美徳を維持しながら、問題や課題を克服出来たらどれだけ素晴らしいだろうか。
そして、それは不可能ではないと確信がある。
そのお手本と言えるような日本の方を何人も知っている。
今、大人がしっかりと考えて、子どもたちにどんな背中を見せて、どんな教育を施すかが鍵になる。
日本が安全、親切、正直、真面目、忍耐強い、協調性がある、などの世界中から愛される側面を大切に持った上で、さらに家族や地域などの身近な繋がりを大切にしながら、国際社会に貢献し、人々が生き甲斐を持って生きられる国になれば、毎日がどれほど楽しいだろうか。

その為に何が出来るのか。
一人でも多くの人と考え、話したい。

ふるさと日本の土地を眺めて、「この土地に骨を埋めたい。」と感じる自分がいる。
これから約2ヶ月日本に滞在。
たくさんの人と会って、働いて、次の出発に備える。

7月から
アメリカでインディアンの儀式
アフリカ縦断
中東の難民地域
東南アジア見聞

細かい予定は変わるだろうけど、
これで放浪は一段落。

この滞在中は、これまでの経験で備わった、日本人的視点と海外にいる人からの視点の両方から、「旅先の国の一つ」としても日本を見ながら、日本での放浪記も書こうと思う。

あと約半年、お付き合いよろしくお願いします!

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成田空港でこの文章を書いていると、海外の方から声をかけられた。
もの凄く流暢な日本語で「これもしかしてあなたですか?」
先日紹介して頂いた旅ラボの記事。
http://tabi-labo.com/7113/kentoito/

世界が狭過ぎる。
どこでも近所、誰でも家族の時代が近い。
いつも本当にありがとうございます。

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