広島で人々と言葉を交わして思うこと。
「平和のために何かをすべきかもしれない」
そういう想いを持ちながら過ごす人々の数が桁違いに多い。
「平和教育で、被爆した方からのお話を聞いて育った」
「どうしたら、それを繋いで行けるだろうか」
その言葉には、
ただ、行動に移さないのとは違う重さがある。
自身が経験していなくても、
より近いからこそ、大切に、慎重に考えてしまう。
軽々しく動けない。
その想いに、
その種が一斉に芽吹く時代の訪れを想像すると、
大きな希望を感じずにはいられない。
そして、
「この土地に生まれ育ったからこそ、伝えられることがあるのではないか」
「広島だからこそ、伝えるべきことがあるのではないか」
そう語り、行動する人々がいる。
決して大多数ではないかもしれない。
しかし、ここからも確実に波は大きくなっていく。
「海外から、原爆ドームに来た人は、よく涙を流したり、祈ったりしています」
「けれど、日本の人は騒いで記念撮影をしていくだけの人も少なくない」
「彼らはきっと、ここで起きたことの正しい姿を知らずに通り過ぎてゆく」
「知っていると思い込んで、目の前の物を直視せずに去ってゆく」
「そう思うと悔しいこともあります」
広島の人
日本の人
海外の人
一人一人が、
違った想い、
それぞれの素晴らしい種を持っている。
この広島も、
それぞれの種が、混じり合い、
新たなものが生まれる地。
様々な人間模様を目の当たりにしながら、
改めて、二本の足に祈りを込める。
問題は山積み、
試練の山脈は目の前に連なっている。
しかし人は、辛くても山に登る。
楽しさ、美しさ、
そして、言葉では表しきれない何かが心を惹きつける。
今、どうせ行く道が山ならば、
共に美しいものを見ながら進みたい。
紅くん
奈々恵さん
健吾
正くん
講演会や、道端で出会ってくれた皆さん、
本当にありがとうございました。
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多くの方のご厚意で、
凍らずに歩き続けることができています。
昨夜も、知人からのご紹介で、初めて出会う方に泊めていただきました。
現在、山口県!
本州も終わりが見えて来ました!
素晴らしい出会いの連続で本当に感謝が尽きません。
どうもありがとうございます。