この世界には無限に様々なものが流れている
光
風
雲
煙
時
人が認識出来るものは美しい
人の感覚では認識出来ないけれど存在するものもある
分子
電磁波
磁力
放射線
科学の力で、存在を想像すらしなかったものが存在する事が解ってきている。
今分っていないだけで、この世界は実際にはここに存在する無数の流れに何重にも満たされている。
これからも少しずつ世界が広がって行く。
「科学で証明されていないから」という言葉は「科学」の意義と可能性を最も強く踏みにじる言葉。
今証明されていないものの可能性を夢見て、新しい世界への探検をしながらそのルートを開拓し、人々が通れるようにその道を拓いて行くのが科学。
これからも進んで行く。
ただ、人には与えられた感覚で感じられるものと感じられないものがある。
そして興味深い事。
人が感じられる世界はなぜこうも美しいのか。
光、色、流れ
しかし、本当は美しいものとそうでないものに違いは無い。
この限られたものを美しい形で感じられるのは人の感覚。
それを美しいと感じるのは人の心。
ならば美しいのは、美を感じる人の心。
自分の中の美を、世界に反射させているだけ。
見える世界は自分そのもの。
だから人が愛おしい
だから一人の人という一つの無限の世界に興味が尽きない
こんな世界でなぜ何かを所有する必要があるだろうか
感じられる世界全てが、最初から自分そのもの
美しい流れの一部として生じて
消えては、また生じる
一部でもあり全体でもある
存在しているようで、存在していない
波の中で揺らぐだけ
ありがとう