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ニュージーランドの牧場で働き始めた頃、仕事を教えてくれたのは8歳の少年だった。バギーの運転と管理、薪の選び方から割かた、動物の世話の仕方、忍者ごっこのやり方。彼は解りやすく聞く側の気持ちを考えて教えてくれた。説明して、見せて、やらせてくれた。出来れば褒めてくれた。傲慢さは一切無い。尊敬する先輩だった。歳は関係なくどんな人からも学ぶ事があると痛感した。頼もしく、嬉しかった。

自分は小学2年生から長距離走で負けた事は無かった。常に長距離走では一位だった。しかし大学に入って初めて走ったフルマラソンで50代と思われるランナーに負けた。走る事から遠ざかってはいたが、肉体的に絶頂期であるはずの頃に一番得意な運動の分野で自分の親よりも年上であろう人に負けた。その日、自分は一生「もう歳だ」という言葉を口にはしないと誓った。清々しい気分だった。

年下だろうが何だろうが尊敬すべき個人で、自分が学ぶべき事が必ずある。
どんなに歳を重ねても自分次第で若者よりも強く居る事は出来る。

いい意味で歳は関係ない!!