スウェーデンの西海岸、ブーヒュースレーン地方
ヨーテボリから特に当てもなく電車に乗り込む
地図を見て地形が面白そうな所を目指して電車を降りてバスに乗る
とにかく海辺へ
方角を頼りに適当にバスを乗り継ぐ
地名が分らないから何処に居るのかも分らない
それがいい
時間はある
海辺に着いてバスを降りる
水面には無数の小さな島が浮かび、そこに色鮮やかな家が建っている
息を呑むほど美しい
運がいい
すれ違った人と少し話す
「外国人は殆ど見ないよ」
町には観光客に向けた作為がない
本物の生活の美しさが有る
町を歩き回る
道に出て海沿いを歩く
道を外れて岩場を歩いて行く
何処にも道が無く、険しい岩場を入って行かなければ行けないような所に個人の港があった
美しい
利便性や合理性を捨てて美しさをとっている
それが普通になっている
どんな生活がいいかは本人にしか分らない
ただ
こんなに美しい集落は他に知らない。
ありがとう。