着物について

着物で世界を回る理由

着物で世界を回る理由

着物 旅

・今、人類として生き残り、より幸福に生きられるように進化していく為に、世界中が良い関係を築いて行かなければならない。その中で日本ほどそれを先導していくのに適任な国は無い。西洋、東洋の文明を経験した。和の心。許しの心。豊かな国土。国家として世界一長い歴史を持つ。他国からの信用。時代の変化に強く、開国すれば一気に技術を学び、軍国主義になれば250年以上の平和の後にも関わらず大国を下し、当時最強のアメリカとも長く渡り合った。戦争を放棄し経済大国を目指せばすぐに世界第二位の経済大国になった。
技術面で追いつく為に伝統文化をないがしろにして新しいものを入れざるを得なかった。そうしなければ国が無くなっていたかもしれない。しかし今、日本が何かを捨ててまで真似しなければならない事は殆どない。今この状況で日本が果たすべき役割を果たすには、創り出す側にならなければならない。
創造性を取り戻す為には自分自身の文化をもう一度見直さなければならない。
自分自身のアイデンティティを取り戻し、仕方が無くないがしろにして来た伝統文化の中で良かったものはもう一度見直して、必要の無いものは置いておいて、外からの新しいものもいい物は取り入れる。その中で創造性は生まれてくる。その為の第一歩として、着物を着る人が増えればと願う。

・これから世界が繋がって行く中で、他国との関係性は深まる一方だ。
それをないがしろにして日本が残る道はない。
一人一人が他国の人とコミュニケーションを取る時に鍵になるのは「己を知って、相手を知る事」、「コミュニケーション能力(主に語学力)」だろう。
もしも、日本人が普通に着物を着るようになって、街の雰囲気が日本的になれば、日本を訪れる外国人はさらに増える。普段見かける外国人が増えれば、子供達も外国語習得の必要性を肌で感じる。ビジネスでの需要も増える。子供の学ぶ意欲さえ出れば仕組みや教師の質以上に外国語学習に効果的がでる。語学力が上がれば自分自身で外に出て行く。海外に出れば外を知り、外を知る事はそのまま自国の文化を知る事になる。国同士の違いや、現状を知れば、更に文化や歴史を学ぶ意欲は自然と出てくる。着物を着る事自体も自国の文化や歴史を知る事に繋がる。

・旅の目的の一つが各地の文化を知る事。
中には弾圧を受け続けた民族や文化もある。それらが現存しているのはそれを命懸けで、時には命に代えて守り抜いた人々がいたから。それを学ばせて頂く時に自分自身が自国の文化を蔑ろにしていては無礼だと感じる。だからせめて、無知ながらも和服を着て相対したい。

・良い悪いではなく、この国には家族や子孫や国の為を思って命を投げ打った人が無数にいた。その犠牲が無ければ今の我々は無い。仮に過去をどう否定しようとそれは事実。今限りなく恵まれた日本で生まれ育って、誰も戦争に行く必要は無く、読み書きが出来、仕事もある。神秘を追いかける旅までできる。そんな事は犠牲になった人々が正にしたかった事ではないかと想像する。自分には霊感などは無いし、霊がいるかも分らない。けれど、もしそんな存在があるのなら、この格好をしていればそういった人たちが見つけてくれて一緒に美しい場所を訪れられるのではないかと思う。

・仲間を見つけやすい。
国内外でいい言葉をかけられる事も冷やかされる事もある。だけれど、自分と似た物に関心がある人程真っ先に話しかけてくれる。そしてすぐに仲間になれる。

・和服が好き。

去年は北中南米を回りました。
今年は一年間で世界一周してきます。
来年帰国した時には、様々な活動の中で、和服のデザイン、販売などもするつもりです。
若い世代を海外に出したり、海外から連れて来たりする活動なども視野に入れています。
教育や緑化、環境保護、食料、エネルギー問題、政治、宗教、経済についても学びたいです。
自分自身が幸せになる為に望む事、人として笑顔で良く生きられる人が増える事を願って。
自分に何が出来るのかは分らないけれど目指す物に関わらず、ただ最善を尽くします。
もしも部分的にでも同じ気持ちの方がいらっしゃれば繋がって協力し合えれば嬉しいです。
今の所経済力は無いけれど、体と心と頭は磨いておきます。

アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアの順で回って行く予定です。
それぞれの国でそういった事に関わっている、または興味のある方をご存知の方がいらっしゃれば、
紹介して頂ければ最高に幸せです。
若い世代で繋がっておける事がいずれ良い変化の為の大きな力になると信じています。

長文を読んで頂き、どうもありがとうございました。

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