スコットランド・エディンバラ
山の中腹の洞窟で一夜を明かし、日の出前に山頂へ。
日の出を拝む。
洞窟からの夜景は素晴らしく、朝焼けは息を呑む美しさ。
エディンバラは美しい街だ。
スコットランドの時に輝かしく、激しく、時に血塗られた歴史を飲み込んで今の姿を保っている。
街を歩いていると声が聞こえてくる
「KENTO san!!」
そこにはアメリカのサンダンスで会ったオランダ人の友達とその家族。
奇跡としか言いようがない。
もちろん、お互いここにいる事は想像もしていない。
今はフェスティバルの真っ最中で街中は人で溢れかえっている。
もしもお互いにこの街に居ると知っていたとしても見つけるのは非常に困難。
単純に海外で出会った人と、ばったりまた他の国で会った。
なんて狭い世界だ。
こんな風に人に会うなら、もう世界中何処でも近所みたいなもんだ。
彼は「Kento sanとはまた会うような気がしてたから当然だよ。」
俺も「そりゃそうだ、なんだかもうこういうの慣れすぎて驚かない。」
けど、実際恐ろしいほどの確率の中再会してる。
友達「これから湖水地方に行ってロッジ借りて過ごすから一緒に来いよ。美しい所だよ。」
自分「明日スペインの知人を尋ねて行く事になってるんだ。ありがとう。」
友達「そうか、じゃあメシおごるよ。」
自分「助かるよ。今度日本に来てよ。おごるからさ。」
最近幸運に恵まれている。
長距離バスの中でトイレに行きたいと思ったら、直ぐにエンジンが故障してバスが止まり、トイレを済まして少しすると他のバスが来た。
寝床を探すとすぐに洞窟が見つかった。
日の出前にすっと目が覚めた。
ここ二日、雨は自分のいる場所を避けて降っていた。
勘に頼って歩くと行きたい所に全て辿り着いた。
他の国で会った知り合いにばったり会った。
偶然だろうか。
どちらにしても、感謝してる。
ありがとう。