友達について

友達へ

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友達へ

俺はお前を信じてる
だから普段あえて連絡もしないし
心配もしない

細々した事もいちいち話さない
会えた時に面と向かって積もる話を語り合うのが楽しみで仕方ない

当たり前の事だけど
心から尊敬してるから
万が一きつい事があっても自分で乗り越えられると思ってるし
心配する事は無礼だとすら感じる

誰かがお前の強さを黙って心から信じている事も
倒れた時に立ち上がる力の足しに少しはなると思ってる

俺がこう思ってる事もお前なら分ってくれてると思うし
だからこそ俺に対して同じ様に接してくれてるってのも分ってる

強がってやせ我慢してるのが分っても
その先の乗り越えたお前の姿がはっきりと見えるから
すでにそこに辿り着いてるつもりで敬意をはらう

俺がもがいていても
自分で乗り越えて自信をつける機会を奪わず
信じて微笑んで見ていてくれる事を感謝してる

ただ
これだけは覚えておいてほしい
信じているからこそ今のうちに言っておく
絶体絶命に追い込まれた時には絶対に俺に言え!
その時は全力で助太刀する

これはお前の為じゃない
俺の為に頼んでる
友達ならそんな時くらい俺にも気を使え
友達が自分の知らないうちに
力になる機会すら与えられないまま
一人で果てるような事があれば
それがどんなに悔しい事か
お前なら分かるはず

もしそれが恥だとしても
俺には言え
俺もいつかきっちりお前に助けを求めて恥をかく
それでちゃらでいいだろ

二人してどんなに苦戦しても
そんなのいつか全部
懐かしい笑い話になる
死に際に良い思い出になる
それも悪くないだろ

今のうちに言っておく
信じてる
尊敬してる
感謝してる
頼んだぞ

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