ー日本の在り方 ビジョンー

ー日本の在り方 ビジョンー

【指針】
全人類が様々な脅威に直面する現代、日本は長い歴史を通して培って来た知恵や技術により、それら脅威の解決に大いに貢献できる。人類規模の危機的問題に貢献することが、人類のためになると同時に、日本を守り、豊かにする為にも、最善の道であると考える。

日本の文化を学び直すと共に、最先端の技術の徹底した社会貢献利用により、
豊かな自然環境を生かした持続可能な社会、新経済システムなどを先進的にデザインし、自然との調和、国家間の調和のために大きな役割を担う。
同時に、和の心を大切に、芸術、精神性なども同時に洗練してゆく。
そして、それらを世界中の人々が学びに来る土地にする。

それらによって、人類に貢献することにより、日本の存在を人類共通の価値とする。
そうすることで、軍事力を用いない国防を実現。
軍事力の放棄と同時に、世界中の諸問題を解決してゆくために、求められる仕組みづくりに貢献する。

【目指す在り方】
・文化・芸術大国になり、世界の宝になる。
・日本の伝統と先端技術で、土地に合った持続可能な社会を徹底的に確立する。
・三方良し、地球益を踏まえた経済の仕組みの確立。
・和の心から、宗教、文化を超えて和していける思想体系の確立。
・上記、文化、芸術、環境、経済、思想などの最先端を作り、世界中の人々が学ぶ地になる。
・世界中の教養ある人が集まり、学習、研究を行う土地にする。
・技術倫理の浸透と共に、社会貢献を前提とした、ハイクオリティな先端技術の研究、開発環境を整える。
・地方分権を進め、土地の風土や特色を生かし、国内の多様性を重んじた国家運営の実践。
・外交では平和のために国家間が和することに貢献。
・危機的な問題を抱える国内外の地域に対する、自立、継続的な解決のための支援。
・人類共通の存在価値を認められることによる、軍事力を用いない国防を実現。
・世界の軍縮、銃規制に貢献。
・世界中の諸問題を扱う世界の仕組みづくりに貢献。

【施策案】
・伝統教育(クリエイティビティの回復、世界での立ち位置を自覚)
・国際教育(ホームステイ、留学の受け入れ、全国民のバイリンガル化)
・留学制度(大学生全員に一年以上の留学を奨励)
・環境美、持続可能社会
  電柱の廃止
  ダム、河川工事の見直し
  山、平野、海をワンセットに、エコシステムを包括した自治体の区分け。
  木の実など放っておいても実る恵みを大切に。
  自浄作用をつかった下水システム。
  水資源の絶対的保護
・第一次産業の復活(衣食住の自給率100%)  
・土地に合ったエネルギー利用(日本では瀬戸内潮流発電、地熱発電、温度差発電、深海海流発電など)
・地方分権、地域法の整備、地方創生
・選挙の供託金の廃止、政治への関心を高める
・インバウンド(観光から、教育、文化継承へ)
・アウトバウンド(販売から技術移転、格差の是正へ(国内での第一次産業必須))
・経済力ではなく、ライフスタイル全体を確立、輸出
・通信インフラ、フリーwifi整備、通信料金の最低化(情報時代の先端を行く)
・伝統文化の保護、普及、継承
・高齢者が社会に貢献しながら活躍し、自活できる場づくり
・地域の絆が深まる社会のあり方(挨拶、祭り、相互扶助、他(一次産業が追い風))
・オートメーションなどにより、労働時間縮小。できた時間で文化芸術、社会貢献活動を活発化。
・宗教を超えた精神性、思想体系の確立

【段階】
2020年、東京オリンピックを狼煙に以下の流れを作る。
①伝統文化教育、国際教育を徹底
②国民が日本の世界に果たせる役割を自覚
③持続可能な社会、先端技術、文化、芸術大国となる
④国内をその本拠地にしながら、他国への自立支援、技術支援
⑤一貫して、国家間の対立を避け、調停するための平和外交を展開
⑥日本に学びに来た高い教養を持つ人々と共に、人類共通の精神性、宗教の壁を越える概念の前身を提唱
⑦日本が人類にとっての価値になり、不可侵化。武力を用いない国防の実現
⑧世界中から来た人々と、世界中の問題に人類全体で取り組むための仕組みの研究、提案

上記の実現には非常に短期間になるが、
世界情勢の変化の速さに対する必要から、
日本での原子爆弾投下100周年でもある、
2045年を達成目標とする。

【世界の在り方を踏まえて】
現段階で、日本が今すぐ武装解除することは、何の解決にもならない。
しかし、このまま、世界の流れに乗って軍備を増強しても、
人類全体で見れば、自滅のリスクを高め続けることになり、
個人や国家の存続のためにも、わずかな時間稼ぎにしかならない。

ならば、まず日本から非武装を実現できる状況を、
日本国民一丸となって目指すべきではないか。
そのために必要なのは、ただ武器を捨てることではなく、
文化教育、国際教育、持続可能な社会、平和外交などの充実である。

我々、一人一人が前向きにそういった国づくりに貢献し、
「人類の平和」「自然との調和」に向かう道を真っ直ぐ歩むことが、
日本人にとっても、人類にとっても、最善であると考える。

【他国について】
日本が世界に対して担う役割があるということは、
日本が他国と比べて優れているということではない。
ただ、日本の和に象徴される特徴が、
世界に活かせる時代が来ているということである。
健全な誇りを持ちながら、決して驕らず。
民族主義には決して傾倒しない。

同時に、世界中のあらゆる国が独自のアプローチで、
今後の世界の在り方を全力で目指してゆく。

その時の心構えとして、
それぞれが、他国任せにせずに、
それぞれの国のやり方で最善を尽くしながら、
互いの考え方を尊重する。

その上で、
高い抽象度にフォーカスし、
段階的に擦り合わせ、調和してゆく。

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