民族について

『札幌市議「アイヌ民族、もういない」とツイート その真意は?』

アイヌ
鳥肌が立ちました。
悲しいです。
アイヌの方々と日本の方々両方に申し訳が立ちません。

以前よくアイヌの方々と色々な話をさせて頂きました。
差別で深い傷を負い、それでも必死で大切なものを守ろうとしていました。
かつてどんな扱いを受けていても、罪を憎んで人を憎むまいと努力する姿勢に涙が出ました。
心の中で色々なものを抱えても、いつも与える事を考える、良心を忘れない方々でした。
深く豊かな文化を持っています。

アイヌに関わる団体も問題を抱えているのは事実でしょう。
世界中、どの先住民も類似の問題を抱えているのを見てきました。
しかし、それとこの発言には十分な関連性がない。

アイヌ民族はいます。
現代の法で禁止されているために、伝統的な彼ららしい生き方は出来ません。
法とダムで鮭も自由に取れないし、建築法で伝統的な家も問題がある。
それでも、魂を必死で守ろうとしている人たちがいる。

本当に世界中で同じ問題が起きています。
土地に根付いた文化を忘れた時、人は感謝を忘れ、欲に乗っ取られ、破壊に走ります。
日本人も一民族で、我々らしい生き方がある。
先端技術を手放さなくても、我々の土地と共に生きる道はある。

日本には美しい歴史と伝統があり、同時に犯した間違いもあります。
かつて日本人がアイヌの方々にした事の中には、正当化出来ない事がたくさんあると思います。
その上で、現代では多くの人の血が混ざり、両方の背景を持つ人々が増えている。
アイヌの文化を守ろうとする日本の方もいる。
歴史に学び、今を大切に、前進するしかありません。

アイヌ民族はいます。

札幌の市議とは、世界で最もアイヌについて真剣で繊細でいるべき立場の一つ。
お願いです。
皆でもう一度良く勉強したいです。

ー参考リンクー
『金子快之・札幌市議「アイヌ民族、もういない」とツイート その真意は?』
http://www.huffingtonpost.jp/2014/08/17/kaneko-yasuyuki_n_5685245.html

ー伊藤研人 Facebook個人アカウント(フォロー歓迎)ー
https://www.facebook.com/kento.itoh
ーtwitter 伊藤研人ー

アイヌ

-民族について
-