ホピ族 日記

ホピ バタフライダンス 出会い

最近朝起きてドアを開けるとハチドリが飛び込んでくる。

いい気分で目覚めてバタフライダンスを見にホピの村、ホテビラへ。

ホピ族とナバホ族が交互に踊る。
バタフライダンスは特別な儀式ではなく、少女が楽しむために踊る祭り。
村の奥、家と家の間の広場が会場。通路や家屋の屋根の上に多くの観客が見守っている。
ホピは頭を木の板を切って様々な絵を描いた飾りと多くの羽根で飾っている。ステップに合わせて手に持っているシダーや花を左右に振っている。独特で可愛らしい動き。男性がダンスの輪の外側でドラムと歌でリズムを作っている。

休憩を挟みながら一日中踊り続ける。

この祭りにはアイヌの刺繍の羽織を着ていった。
手間のかかる見事な仕事が施してある。
自覚が無い人も多いが、北海道の住人はほとんどが混血なのだそうだ。
それは肌で感じられる。家系図で確認出来る訳ではないが、どちらの血も誇りに思う。
旅の中でこれを着るのは先住民の文化に触れる時。自分自身のご先祖様への尊敬と感謝の心から。独自の文化を守っている各地の先住民の目の前に立つ時、自分自身の文化を生きる事が礼儀である様に感じる事からそんな風にしている。

この格好をすると、好奇の目を向ける人もいる。
しかしその分、気持ちを解ってくれる人は心を込めて話しかけてくれる。

バタフライダンスが終わったとき、一人のホピの女性が話しかけてくれた。
「来てくれて本当に有り難う。あなたを招待させて下さい。」
彼女はピースキーパーと名乗った。
何十年も世界各地の平和を願う人々を繋げる活動をしてきたらしい。
外から人が入らず、独自の言語しか話さない地域のアラスカ先住民との交流、他部族との数々のエピソードなど、とても興味深い人生を送っている。
数日後に尋ねて行く約束をして、ファームへ送ってくれた。
いい出会い。
何が起こるか楽しみだ。

祭りの期間中は現在滞在しているファームのオーナーの一族を始め、多くの家に呼んで頂いて多くの食事を振る舞って頂いた。
「普段はほとんどトウモロコシしか食べないし、貴重な食料だから気をつけて食べるけれど今日は特別。どんどん食べて行ってね。」

全てが有り難く
いくら感謝してもし足りない。
ありがとうございました。

 

 

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